昨年auがiPhoneをリリースして以降、docomoはMNPの転出超過の連続で、完全な一人負け状態が続いています。
そんな中、秋からの値下げ情報が出てきました。
- 「一人負け」ドコモ値下げへ スマホ巻き返し図る - 朝日新聞
この記事ではXiの料金の値下げが報道されています。
現在5,985円/7GB(現在キャンペーンにより、9/30まで-1,050円)の料金体系ですが、新たパケット上限を3GB/月に絞ることで、1,050円値下げした月額4,935円のプランを新設するとしています。
上図は現在のXiパケットサービス(フラット)のイメージ図です。
2012年10月以降、通信量が7GBを超えると、月末まで128kbpsに制限or2,625円/2GBを追加するかを選択することになります。
今回の記事によると、2012年10月以降、3GB以上利用しないユーザーに月額1,050円引きのプランを導入することで、現在と同じ4,935円/月の料金体系でXiを利用できるということのようです。
よほど動画ストリーミングを利用したり、Xiを自宅回線として利用していない限り、7GB/月を越えることは無いと思います。
そもそも、3GBを超えることもほとんど無いと思いますが・・・
docomoは以前Xiの料金体系を発表した際、”5GB/月を越えるのはユーザー全体の4%、7GB/月を超えるのは約2%”としていますので、おそらく3GB/月に収まるユーザーが殆どでしょう。
(「一家に一台」、タブレットの普及目指すドコモ山田社長 - ケータイWatch)
その殆どのユーザーに対して1,050円割引(=現在のキャンペーンと同じ水準)のプランを新設するということは、10月以降かなりの見込み収益減となるはずですが、そうでもしないとユーザー流出を抑えられないと、記事では紹介しています。(かといってこれで抑えられるとも思えませんが・・・)
今回の施策には、ユーザー流出抑制も勿論あると思いますが、FOMA→Xiへのユーザー移動をさらに推し進め、docomoユーザー全体の通信量を抑えたいという狙いがあるような気がします。
docomoが、通信が逼迫している状況に設備増強で対応している、とはあまり感じられません。
上限を3GBに絞ったプランに殆どのユーザーを促すことで、毎月の通信量を節約するという意識を植え付けて、トラフィックの逼迫を解消しようとしているのではないでしょうか。
今回のプランはdocomoからの正式な発表ではないので、今回の記事に対する反応を見ながら、最終的な料金/上限通信量を決めるものと思っています。
ですので、4,410円/3GBくらい(SoftBankのiPhone対策)の料金プランを発表して欲しいなぁと思います♪
<6/21追記>
<6/21追記>
早くも発表がありました。
内容は朝日新聞の報道どおり。※月々サポート対象プランです。
受付は9月1日から、適用開始は10月1日から。
- 新たなXiパケット定額サービスおよびデータ通信専用の定額料金プランの提供開始 - docomo 報道発表資料
- Xiパケ・ホーダイ ライト - 料金・割引
内容は朝日新聞の報道どおり。※月々サポート対象プランです。
受付は9月1日から、適用開始は10月1日から。